アーケードゲーム中心のつれづれ
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「将来の夢は何?」
そう尋ねられた子供は、何の疑いも持たずにこう答えた。
「おもちゃやさん」
「かんごしさん」
「おはなやさん」
「将来の夢は?」
今度は学生に尋ねた。
「教師」
「税理士」
「アナウンサー」
「将来の夢は?」
次に新入社員に尋ねた。
「社長」
「結婚」
「億万長者」
あなたの夢は……仕事ですか?
それとも……地位ですか?
最後に……死へと誘う
病床の青年に聞いた。
「将来の夢は?」
答えはただ一つ……
「未来を生きたい……」
かつて自分は
「将来の夢」は
何かに“なる”ことだと疑わなかった。
何かを“なす”ことだとは考えもしなかった。
何かになっただけでは、世界は変わらない。
何かを成した時、世界は自分を中心に動きだす。
そう思った瞬間、
私の夢は、“成すべきもの”に変わった。
そう尋ねられた子供は、何の疑いも持たずにこう答えた。
「おもちゃやさん」
「かんごしさん」
「おはなやさん」
「将来の夢は?」
今度は学生に尋ねた。
「教師」
「税理士」
「アナウンサー」
「将来の夢は?」
次に新入社員に尋ねた。
「社長」
「結婚」
「億万長者」
あなたの夢は……仕事ですか?
それとも……地位ですか?
最後に……死へと誘う
病床の青年に聞いた。
「将来の夢は?」
答えはただ一つ……
「未来を生きたい……」
かつて自分は
「将来の夢」は
何かに“なる”ことだと疑わなかった。
何かを“なす”ことだとは考えもしなかった。
何かになっただけでは、世界は変わらない。
何かを成した時、世界は自分を中心に動きだす。
そう思った瞬間、
私の夢は、“成すべきもの”に変わった。
彼は人間として生まれ
生きていく為、己の夢の実現の為
多くの戦を戦い、生き抜き……夢の半ば亡くなりました。
彼は乱世に生まれ
生きていく為、己の夢の実現の為
多くの人間を、夢を……葬ることになりました。
――そして――
たくさんの夢を踏みにじり
それでも目指した己が夢の半ばに
信じていた人間に裏切られ
死神の鎌を首にかざされたのです。
彼が口にした言葉は
「しかたがない」
顔には満足げな笑みをたたえていました。
死神は訝しげに問いました。
「この世に未練はないのか?」
彼は笑声を上げました。
「私の人生に、後悔は何一つない」
「この先の未来へは?」
「私の存在しない未来に、興味などない」
それは自信に満ちあふれた言葉でした。
「そうか……」
次の瞬間、彼は死にました。
それでも確かに、時代は廻って行くのです。
彼の居ない、無数の夢が交錯する未来へ向けて……
生きていく為、己の夢の実現の為
多くの戦を戦い、生き抜き……夢の半ば亡くなりました。
彼は乱世に生まれ
生きていく為、己の夢の実現の為
多くの人間を、夢を……葬ることになりました。
――そして――
たくさんの夢を踏みにじり
それでも目指した己が夢の半ばに
信じていた人間に裏切られ
死神の鎌を首にかざされたのです。
彼が口にした言葉は
「しかたがない」
顔には満足げな笑みをたたえていました。
死神は訝しげに問いました。
「この世に未練はないのか?」
彼は笑声を上げました。
「私の人生に、後悔は何一つない」
「この先の未来へは?」
「私の存在しない未来に、興味などない」
それは自信に満ちあふれた言葉でした。
「そうか……」
次の瞬間、彼は死にました。
それでも確かに、時代は廻って行くのです。
彼の居ない、無数の夢が交錯する未来へ向けて……
駆け抜ける時代に
私の足音は残っていますか?
長い長い歴史という時間の中に……
確かに自分が存在したという証を
私は刻むことができますか?
歴史……そう呼ばれる人間の時代の中に
何千、何万、何億……
幾人の人間が生き、死んでいったのが……
その……長い時代の中で
幾人の人間がその名を刻んできたのか
多くの名は時代の渦に飲み込まれ
時の流れに押し流されて……
今という瞬間は、忘却の彼方
それでも確かに彼らは存在し
その延長線上に自分がある不思議
疾風の如く駆け抜ける
歴史という時代の中に
確かに私が存在した足音を
記憶として未来に残したいと……
いずれそれが……忘れ去られる運命だとしても……
願うことはただ、それだけなのに……
私の足音は残っていますか?
長い長い歴史という時間の中に……
確かに自分が存在したという証を
私は刻むことができますか?
歴史……そう呼ばれる人間の時代の中に
何千、何万、何億……
幾人の人間が生き、死んでいったのが……
その……長い時代の中で
幾人の人間がその名を刻んできたのか
多くの名は時代の渦に飲み込まれ
時の流れに押し流されて……
今という瞬間は、忘却の彼方
それでも確かに彼らは存在し
その延長線上に自分がある不思議
疾風の如く駆け抜ける
歴史という時代の中に
確かに私が存在した足音を
記憶として未来に残したいと……
いずれそれが……忘れ去られる運命だとしても……
願うことはただ、それだけなのに……